アメリカでアンティークを探す/売買する時に注意しておきたいこと
今回は、アンティーキング大好きの私達家族がアンティーク探しでこれまでに感じた注意点について、まとめてみました。
もちろん私はエキスパートではありませんが、アンティーク・ディーラーである友人にもお話を伺ったので、参考になれば嬉しいです。
アンティーク・ロードショウやeBayなどで常にチェックしておこう
お持ちのアンティークで価値を知りたい場合には、TV番組やeBay(Electronics, Cars, Fashion, Collectibles & More | eBay)などを日々チェックしておきたいものです。
アメリカにはアンティークのコレクターがとても多く、『Antique Roadshow』(Antiques Roadshow | PBS)など、アンティークを持ち込みで鑑定してもらうTV番組が大人気。
この番組では、アンティークの価値を知るだけではなく、扱い方や鑑定の基準など勉強になることも多く、アンティーク好きにはおすすめの番組です。
TV出演のため、素材に不適切な方法にも関わらず、アンティークをキレイにして挑む人もいるらしく、かえって価値が下がったエピソードなど(笑)、何かと勉強になるのです。
また、eBayのようなオークション形式のサイトで価値や人気を確かめることも大切ですね。
アンティークの売買!アメリカでは質屋を利用する人も多い
アメリカのTV番組では、質屋(Pawnshop)を舞台にしたショウも人気です。
特に、ラスベガスなどギャンブルが盛んな地域では、質屋が多くあるものですね。
交渉次第で、売りたいものをすぐ現金化してもらえるので、便利なことは確か。
ただし、アンティークの価値をよく理解しないまま売買するのはリスクが高すぎます。
今はスマホなどですぐ検索もできますから、特に所有のアンティークを売る場合には要注意ですね。
時間がかかっても自身が希望する売値でと考えている場合は、サイトなどを利用して自ら売る方法が最適と感じます。
アンティーク・モール/ショップやヤードセールなどは要チェック
アメリカには、アンティークストアやモールが多くあり、意外と掘り出し物が見つかることも多々です。
スリフトストアなど、一般的に寄付されたものを打っている中古品店も要チェックです。
また、個人で行っているヤードセールも見逃せません。
特に、地域で一斉に行うコミュニティ・ヤードセールでは、個人的に以下のような地域がおすすめ。
●税金高め、人気の新興住宅地など、リッチな地域…「不要なもの」として出す中に、価値が高めのアンティークが潜んでいることもあり。
●田舎地域、長い歴史を持つ地域…代々継承されている家や、長い歴史を持つ町などでは、受け継がれてきたアンティークがあることも珍しくありません。
また、アメリカでは長年住んだ家を売る際に、断捨離目的もあり家の中のものをオークションにかける人も多くいます。
新聞などでオークション日を確認しておき、参加しに行くこともおすすめです。
我が家も、オークションにはよく行っていました。
売る/捨てるのはまだ早い!意外とパーツが売れる場合もある!
例えば、完全に壊れていて欠損した箇所も多くあるアンティークのタイプライターで、ブランド名もなく人気/価値もないようなものを持っている場合。
アンティーク・ディーラーに小銭程度の価値を言われても、eBayなら高値で買い取ってくれる人もいるため、廃棄扱い前に要チェックです。
1個としては価値がなくても、部品としての価値がある、ということも考えられるのです。
友人のアンティーク・ディーラーも、それほど価値はない古い窓やドアなど安価で買い取ります。
その大きな理由が、付属のフックや蝶番などが今は作られていないディザインだから。
アンティークの修理をしている人たちには、有り難いものなのです。
ちなみに、タイプライターであれば文字盤だけでも売れるそうです。
とにかく、捨てる前に要チェックですね。
ディーラーが会場を借りて行う短期間の鑑定イベントには要注意
田舎地域では特に、アンティーク・ディーラーが期間限定で会場を借り、出張鑑定を行うこともあります。
とはいえ、会場を借りている、宿泊ありの出張であるということもあるからか、かなり低い買取額を提示されることが多いようです。
すぐに現金が必要な場合以外、かなりリスクが高い売り方といえるため、ご注意を。
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