帯状疱疹ワクチン【シングリックス】が推奨されているアメリカ
子供の頃、水疱瘡にかかった人は特に気をつけておきたい『帯状疱疹(Shingles)』。
私を含め私の家族は誰もなったことがないのですが、周囲ではよく耳にします。
しかも、周囲で帯状疱疹に悩まされた人は、20~80代と年代も様々。
ストレスや免疫力が低下している時になるとはよく聞きますが、患った人の中には、酷い痛みを1ヶ月以上も抱えたとか。
そしてアメリカでは、2006年にFDA(米国食品医薬品局 SHINGRIX | FDA)にて認可後、2008年から帯状疱疹ワクチンの接種がスタートしました。
その後、日本でも2016年からスタートしているようですね。
●Microsoft PowerPoint – 5_資料5乾燥組換え帯状疱疹ワクチンシングリックス®筋注用主要な臨床試験成績等の概要 (mhlw.go.jp)
●帯状疱疹 こどもとおとなのワクチンサイト (vaccine4all.jp)
最近では帯状疱疹ワクチン『Shingrix』のTVCMを目にすることが多く、私も気になっていたため、先日定期検診の時にプライマリーケアドクターに伺ってみました。
アメリカの病院で健康診断などに必要なプライマリーケアドクターとは?
帯状疱疹の患者は多いそうで、中にはかなり酷い症状となるケースもあり、帯状疱疹ワクチンは必ずしたほうがいいとのことです。
もちろん、アメリカのドクターということで、ワクチンを奨めるだろうとは思いましたが。
予防対策の1つとしてワクチンを作ってくれたドクターたちには感謝しかないのですが、ワクチンが増えていくことに将来的な不安を感じるという矛盾さが悲しいです(涙)。
アメリカで帯状疱疹の予防接種は何歳から?接種スケジュールは?
アメリカで帯状疱疹ワクチンは、50歳以上からとなっているようです。
現在私がTVCMで目にする帯状疱疹ワクチンは、Shingrix(シングリックス)のみですが、以前はZostavaxもあったようです。
こちらはCDC(疾病管理予防センター)によると、2020年11月18日からアメリカでは使用中止となっているようです(Shingles Zostavax Vaccination | What You Should Know | CDC)。
さて、シングリックスですが、数カ月間置いてトータル2回の接種を1度とする不活化ワクチン。
看護師の友人によれば、インフルエンザなど他の予防接種をした場合は、1ヶ月以上経ってからしたほうがいいそうです。
もちろん、病院や医師などにより細やかな指示は違っていると思いますが、気になる方は以下のCDCサイトをご参考にしてみて下さい。
高齢者は特に、神経痛など合併症、重症化による後遺症を患うこともあるそうで、そのリスク回避のため、ワクチン接種を奨めているようです。
ちなみに、費用を調べてみたところ、トータルで324ドルとのこと。
私達家族が加入している保険もチェックしてみましたが、加入保険のレベルによりカバーされている人、されていない人があります。
保険会社により、どれほどカバーされるかも全く違うので、確かめておいたほうがいいかもしれません。
また、病院以外での接種でも、ファーマシーによりコストはかなり違っているようです。
帯状疱疹のワクチンは副作用あり?
帯状疱疹ワクチンでは、接種後3日以内に以下のような副作用を感じた人が多くいるそうです。
●接種部位の痛みや赤み、腫れなど
●筋肉痛や疲労感、頭痛、発熱、悪寒など
ワクチン接種により、強い副作用や何らかの健康被害を感じた場合には、すぐにかかりつけ医にご相談することをおすすめします。
帯状疱疹に効果的なアメリカの市販薬はあり?
アメリカのファーマシーでは、帯状疱疹に効果的であろう飲み薬の痛み止めや皮膚に使用する液体の薬などを奨めてくれるそうです。
とはいえ個人的には、やはりヘルペス性の強いウイルスが原因ということから、かかりつけ医の診療にて処方箋を頂くほうが、治りが早いのではと感じます。
帯状疱疹は、一度患うと再発する可能性が高いそうです。
私の知り合いで当時70代の方は、帯状疱疹で入院となりました。
そのようなことにならないためにも、できる限りストレスフリーで免疫力アップの生活習慣を心がけたいですね。
そして、50歳以上の方は、ワクチン接種も1つの方法と考えましょう。
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