アメリカで【プラスサイズモデル】が活躍?ファッション界やTVCM等
私は長くアメリカに住んでいますが、近年ではTVCMや紙面広告などでもプラスサイズモデルの起用が急激に増えていると感じます。
プラスサイズモデルは、アメリカのサイズで12以上のモデルを指しています。
その見た目やサイズについて批判もありますが、私自身は全くネガティヴに感じることはありません。
逆に、体型や性別、年齢、人種差別など見た目で判断する世の中において、改善策の1つになってくれたらと願うところです。
アメリカで『Plus-size model』は必要!個性・体型は様々
過去にアメリカで、ハイディ・クルムがホストを務めていた『Project Runway』というTV番組が大人気でした。
まだそれほど知られていないファッションデザイナーたちがトップを競い合う番組ですが、とあるシーズンで男性コンペティターの発言が物議を醸しました。
私の記憶では、一般人をモデルにしたディザインを競う段階で、あまりよくない評価を受けたディザイナーが、
「モデルサイズ以外の、一般人のディザインをしたことがない」
といった内容の言い訳をしたのでした。
審査員全員が彼の発言に対し、ディザイナーは性別やサイズ、年齢などでクライアントを選ぶのではないなどと大反論でした。
アメリカは特に、ネイティヴ以外でいえば移民の国であり、様々な肌色や個性、体型といった人たちが暮らしています。
国民・住民全てが理解し合って共存できたらと願いますが…なかなか難しいですね。
ファッション界でも、アシュリー・グラハムをはじめ多くのプラスサイズモデルが活躍中ですが、今もソーシャルミディア上での批判はあり、残念なことです。
とはいえ、様々な人種や個性、体型、トランスジェンダーなどが暮らす大国のアメリカでは、それぞれに最適なファッションが求められているのです。
しかもアメリカでは、昔からプラスサイズのお店も多くあり、プラスサイズモデルの必要性は高いもの。
またファッション界に限らず、企業戦略でもあるとはいえ、TVCMなどでもさらに多様な人たちを起用し、多くの人の閉鎖的な価値観や理解力を変えてもらいたいものです。
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日本でもプラスサイズモデルが活躍中!今後も注目
ポジティヴに生きる方法の1つとして、自分らしさに愛着と自信を持たせる“Body Positive”の運動が高まっています。
そのような運動も手伝っているのか、日本でもプラスサイズモデルが注目を浴びているようですね。
モデルの1人、マリアナさんも、“Body Positive”の考え方に支えられ、プラスサイズモデルの活動を始められたとか((20) Mariana @GlaPocha | プラスサイズモデル | Nike様に起用されたぽっちゃり (@Mariana_lysxo) / Twitter)。
私達家族は、日本に帰る度に、アメリカほど太った人を日本では見ない、と感じることが多々。
ですが、マリアナさんなどプラスサイズモデルたちが声をあげ、ポジティヴなビューティを見せてくれることで、精神的に助けられている人たちも増えているのではないでしょうか。
プラスサイズモデルの苦渋~「不健康」という批判が不健康!
薄毛にはウィッグや帽子、表情の明るさにはメイクなど、一部の悩みではカヴァーできるアイディアに選択肢があります。
一方でぽっちゃりさんには、身体を細く見せる方法はありません。
コルセットなどもありますが、大きく変わるわけでもなく、アンフェアだなと感じたり。
そして、不健康との批判もよくありますが、それこそ見た目だけで判断するのは間違いでしょう。
発表されている研究結果によれば、細い人よりも少しぽっちゃりめの人のほうが長生きできる、ともされています。
またぽっちゃりさんの多くは、家族やクラスメイトなどから「修正」を求められ、精神的なダメージを与えられたと聞きます。
そんな精神的なストレスこそ不健康にさせる最大の原因であり、「ぽっちゃり=自堕落」的な間違った定義づけは絶対にNGですね。
何に努力・集中するのかは、人それぞれ。
批判する人も完璧ではありません。
ネガティヴなエナジーを与える・受けるよりも、ポジティヴな視点で、様々な分野にて活躍している人をサポートしていきたいですね。
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