アメリカの病院で健康診断などに必要なプライマリーケアドクターとは?
アメリカの病院は、救急など一部を除き、完全予約制となっています。
そして、Primary Care Doctor/Provider/Physician(PCP)などと呼ばれる『かかりつけ医』の診察を受け、問題があれば専門医を紹介してもらうという手順が基本です。
子供の場合はPediatricianですが、Home/Family Doctorであれば、大人・子供の双方、家族全員を担当してもらえます。
アメリカの病院・保険は、州や地域などにより細やかな違いがあり、今回は、私のプライマリーケアドクターについてご紹介します。
※あくまでも我が家が利用している病院、加入している民間の健康保険での場合です。
アメリカでPCP(かかりつけ医)を登録する!その探し方は?
我が家の病院では、公式サイトにて「PCPの登録を推奨」と記載しており、強制ではありません。
とはいえ、やはりPCPの登録はおすすめ。
特に、アレルギーや持病などがある場合や子供の場合には、問題があった時にすぐ適切な対応をしてもらえるのです。
PCPの登録もなく初診となれば、手続きだけでかなりの時間を取られることも珍しくありません。
我が家では、長くお世話になったファミリードクターが引退した後、それぞれが登録したPCPにお世話になっています。
そしてPCPの探し方ですが、加入中の保険が提携している医療機関とドクター、その詳細・経歴を公式サイトなどでチェックし、選択します。
また、友人・知人に紹介してもらうことも、信頼度が高くおすすめです。
政府のサイトで、医療機関やドクターの探し方についての詳細も紹介されていますので、気になる方はチェックしてみて下さい。
Find Doctors and Medical Facilities | USAGov
ちなみに私の場合は、定期検診の前にドクターを選んで予約、実際に会ってみてから選ぶようにしています。
やはり、PCP選びではフィーリングも大切です(笑)。
ファミリードクターの引退後は、私がアジア人ということで、同じくアジア圏出身の女性ドクターにPCPをお願いしました。
女性の身体は、加齢に加えてメラニン色素の量によっても違いがある、とファミリードクターから聞いていたため、人種を優先させました。
問題があればプライマリーケアドクターを変更することも可能
アジア圏出身のPCPは、その後突然出身国に帰国することになったため、また別のドクターを選択。
ですが、このPCPが私に大変な誤診をしたこと、検査の仕方で看護師から厳しい注意を受けていたことなどから、信頼度が一気に低下、現在のドクターに変更して頂きました。
自身の健康に関わることなので、申し訳ないと我慢する必要はありません。
信頼第一で、不安を感じたらPCPの変更をお願いしましょう。
お世話になっている病院では、PCPの変更にあたり、その理由を聞かれましたが、素直に答えさせて頂きました。
現在私がお世話になっているPCPは、まだ5年弱ですが、今までで一番気に入っているドクターです。
私よりもかなり若いドクターですが、とにかくどの検査も時間をかけずに痛みもなく、丁寧で的確。
このドクターに異動がありませんようにと願うばかりです。
日本とは違う?アメリカで健康診断の受け方とは?
日本では、今でも勤務先で健康診断が受けられるようになっているのでしょうか?
アメリカの健康診断は、完全に自己責任。
加入している保険や利用中の病院、PCPにて、健康診断についてチェックすることをおすすめします。
基本的には、自身で健康診断の予約を入れ、決められた検査などを受けていきます。
検査はそれぞれの専門科で行われ、結果は全てPCPに送られる、という流れが一般的です。
料金についても、加入保険により違っているため、事前に詳細を確認しておきましょう。
私の加入保険では、定期検診が1年に1度ついています。
そして健康診断の検査の中には、年齢により検査時期が決められている上、完全に保険でカヴァーされているものもあるため、受けるようにしています。
また、英語に不安がある方は、日本人医師の医療相談を受けられる方法もあるので、利用してみてはいかがでしょうか。
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